2005年から本格的に始めた全國を巡る私の「人物記念館の旅」は800館を越えるところまでになってきました。
この「聖人巡禮」では、主に近代現代日本を創った偉人たちの崇高な人生を観察し、そこから絞り出された珠玉の名言を蒐集してきました。
「偉人の名言366命日編」では、その日に亡くなった偉人の名言を音聲で紹介し、私の感想などを簡単に記した文章も配信いたします。
偉人の名言は人生百年時代の人生観を磨き上げるためのソフトインフラです。一日一言を深く味わうことによって、充実した日々と、その集積である素晴らしい生涯を実現される一助になれば幸いです。
【久恒啓一】
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恥ずかしながら、生きながらえて帰ってまいりました橫井 莊一(よこい しょういち、1915年3月31日 - 1997年9月22日)は、日本の陸軍軍人、評論家。最終階級は陸軍軍曹「私はこれから、失われた日本人の心を探し求めたいと思います。、、勤勉な心を失った國民が本當に繫栄したためしはありません。、、食糧の大半を輸入に頼っているようでは獨立國家と申せません。、、、子が親を大切にしないような教育、生徒が先生を尊敬しないような教育などあってたまるもんですか。そんなものがあれば、それは教育と言えません。」戦爭時に國に忠を儘くした橫井莊一の目には、戦後日本は「國あって、國なし」とみえた。橫井莊一は、國とは何か、重い課題を日本に突きつけている。【久恒啓一】図解Web、プログ、Facebook、note、メルマガ■Produced by KOELAB
愚直さが相手の心を打つ堤 清二(つつみ せいじ、1927年3月30日 - 2013年11月25日)は、日本の実業家(セゾングループ総帥)、小説家、詩人。小説家としては、辻井喬を名乗っている。生涯を眺めると才能の華々しさを感じるが、「挫けない、無茶をする、率直、個性、尊重、多様性、自分の言葉、複眼、批判者、、」など堤清二の言葉を追うと、高い知性と穏やかな風貌(パーティの挨拶を一度聞いたことがある)とは縁遠い心持ちが見えてくる。本人は自身を愚直であると考えていたとは意外である。優れた資質を背負いながら愚直にものごとに取りくもうとしていたことが堤清二の真骨頂だったのであろう。【久恒啓一】図解Web、プログ、Facebook、note、メルマガ■Produced by KOELAB
自分の國だから我々は日本を批判するのだ。批判するのはよりよい日本をつくるためなのだ。批判の無いところに未來はない羽仁 五郎(はに ごろう、1901年(明治34年)3月29日 - 1983年(昭和58年)6月8日)は、日本の歴史家(マルクス主義歴史學・歴史哲學・現代史)。參議院議員。日本學術會議議員。私は大學時代『都市の論理』という羽仁五郎の著作に親しんだことがあるが、卒業後「知的生産の技術」研究會の講師としてお呼びして謦咳に接したことがある。冒頭の言葉には、「無批判に日本の良さなどと言うのはナルシズムだ。鏡の中の自分の顔をながめていい気分になっているような馬鹿と同じだ」が続く。組織も同じだ。人も同じだ。自己満足をやめよ、自己に厳しくあれ。【久恒啓一】図解Web、プログ、Facebook、note、メルマガ■Produced by KOELAB
現場で働く人間にとって、何より嬉しいのは、同じ現場の人間に慕われること高峰 秀子(たかみね ひでこ、1924年3月27日 - 2010年12月28日)は、日本の女優、歌手、エッセイスト。高峰秀子は『二十四の瞳』『喜びも悲しみも幾歳月』『名もなく貧しく美しく』などの映畫の主演女優として活躍したのだが、人を見る目、本質をつかむ力がそれを支えていたのだろう。冒頭の「現場」の真実を言い當てる言葉には、高峰秀子の知性と人間性が垣間みれる。現場に問題があり、現場に仲間があり、そして現場に答えがあるのだ。【久恒啓一】図解Web、プログ、Facebook、note、メルマガ■Produced by KOELAB
果報は練って待て佐伯 勇(さえき いさむ、1903年〈明治36年〉3月25日 - 1989年〈平成元年〉10月5日)は実業家。近畿日本鉄道(近鉄)の元社長、會長、名譽會長で、近鉄グループの総帥。問題にぶつかったら、それからあわてて考えるのではない。問題の把握と対処策は日頃から常に用意しておくことが大事だ。ひとりよがりで問題を暴き立てて性急に解決しようとして失敗することを戒めた言葉だ。時機を待ち、好機が訪れたら一気に抱負を実現する。それがものごとの実現のための急所であることこの仕事師は教えてくれる。【久恒啓一】図解Web、プログ、Facebook、note、メルマガ■Produced by KOELAB