オーディオドラマ-五の線2127.2 第百二十四話 後半
22min2017 NOV 5
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25.2.mp3 7時間前 12:00 「1512室ですか?」 「はい。」 「失禮ですがお名前をお願いします。」 「岡田と言います。」 「岡田様ですね。失禮ですがお名前もいただけますか。」 「圭司です。」 「岡田圭司様ですね。しばらくお待ちください。」 ホテルゴールドリーフのフロントの女性は受話器を取って電話をかけはじめた。 「フロントです。ロビーにお客様がお見えになっています。はい。ええ男性です。岡田さんとおっしゃるそうです。ええ。はい。かしこまりました。それではお部屋までご案內致します。」 女性は電話を切った。 「私がご案內いたしますので、一緒に來ていただけますか。」 「え?どこか教えてくれれば自分で行きますけど。」 「當ホテルのスイートルームになりますので、私がご案內いたします。」 「スイート?」 エレベータを5階で降りそのまま廊下をまっすぐ奧に進むと、いままであった部屋のものとは明らかに作りが違うドアが現れた。重厚な作りの観音扉である。女性はインターホンを押した。暫くしてその扉は開かれた。 「おう。」 「え?」 扉を開いたのは數時間前まで捜査本部に岡田と一緒にいた、県警本部の捜