竹中平蔵の日本経済講座
10min2019 JUL 30
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 日本で「ベンチャービジネス」という言葉が比較的広く使われるようになってきたのは、1970年代から80年代ぐらいにかけてだったのではないでしょうか。 「ベンチャー」が出てきたときに、「ベンチャー三銃士」という言葉が使われました。日本を代表するベンチャリストとして、よく3人の名前が挙げられ、孫正義さん、H,I.S.という旅行代理店の創業者の澤田秀雄さん、そしてパソナという人材派遣會社の社長の南部靖之さんです。 孫さんが率いるソフトバンクが様々な大きな事業を行っていることは、世界的にも知られていると思います。中國を代表する企業のアリババや、配信アプリのディーディーなんかにも孫さんは多額の出資をしていますから、中國でもよく知られていると思います。  そして、孫さんがよく話す言葉があります。あの頃ベンチャー企業、要するにお金を儲けよう。投資をしてしっかりとしたビジネスを立ち上げようという思いでたくさんの人がベンチャー企業をつくった。しかし、その中で殘ってきた人はごくわずかである。その殘ってきた人がどういう人かというと、お金を儲けようということで始めた人ではなくて、「自分の力で社會を変えたい」、「社會をこの...

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